こんにちは、マネ太です。
今回は、2025年7月に発表された「2025年5月の実質賃金」統計について取り上げます。
ニュースでも話題になっていますが、**「給料は上がっているのに生活は楽にならない」**という感覚を、数字が裏付ける内容でした。
家計に直撃している今の物価高と、私たちがどう向き合っていくかを考えてみたいと思います。
📉 実質賃金が20カ月ぶりの大幅マイナス
まず注目すべきは、実質賃金が前年同月比▲2.9%という点。
これは2023年9月以来の大きな下落幅で、過去20カ月の中でもっとも厳しい数字です。
「実質賃金」とは、名目の給料から物価の影響を除いた“本当の給料の価値”です。
いくら給料が増えても、それ以上に物価が上がっていたら、実質的にはお金が減っているのと同じなんです。
💰 名目賃金は+1.0%でも「増えた感」がない理由
今回の名目賃金(実際にもらったお金)は+1.0%でしたが、物価(CPI)は+4.0%。
特に生活に密着する食品・エネルギー・日用品の値上がりが続いており、体感的にはもっと厳しいと感じる人も多いはず。
また、名目賃金の中でも「ボーナス(特別給与)」が前年比▲18.7%と大幅減になったことも影響しています。
✔ もらうお金は増えても
✔ 生活コストがそれ以上に膨らんで
✔ 手元に残るお金は減っている
これが今のリアルな状況です。
🛒 家計支出は増えているのに、満足感はない
一方で、総務省が同時に発表した「家計調査」では、5月の**家計支出は前年比+4.7%**と増加しています。
特に「外食」「交通費」「自動車関連」など、レジャー・移動費が伸びていました。
一見、支出が増えて経済が回っているように見えますが、これは単にモノの値段が上がっているからかもしれません。
たとえば同じ外食でも、1,000円→1,200円に値上がりすれば、支出は増えても満足感は同じ、もしくは低下しますよね。
👛 マネ太の考え:家計への圧迫は今まで以上にきつくなる
個人的にも、スーパーや電気代の請求書を見ていて、「え、こんなにかかるの?」と思うことが増えました。
家計への圧迫は、じわじわと、でも確実に進んでいます。
黒字家計を続けている人へ
今の状況でも「黒字」を保てている人は、本当にすごいです。
ただ、それも継続しなければ意味がないので、「この先も黒字でいる」ための支出管理や、家計の見直しを少しずつ進めていきましょう。
ギリギリ・赤字の人へ
もし最近の家計がギリギリ黒字か赤字になってきていると感じているなら、今がひとつの「転機」です。
- 本当に必要な支出か?
- 通信費や保険、見直せる契約はないか?
- 生活の満足度を下げずに、節約できるところは?
このあたりを無理なく考えることが大切です。
🔧 家計防衛のためにできること【3選】
最後に、読者の皆さんが今日からできることを3つご紹介します。
- 固定費の見直し
→ サブスクや保険、スマホ代など、毎月出ていくお金をまず見直す - “なんとなく”の出費を記録する
→ 家計簿アプリや手書きで「見える化」するとムダに気づきやすい - 副収入の手段を探す
→ メルカリやブログ、ポイ活など、自分に合ったやり方でプチ収入を目指す
🧾 まとめ:数字が教えてくれる“家計の危機”
今回の実質賃金のデータは、**「給料が増えたのに生活が苦しい」**という声を裏付けています。
でも、数字は嘘をつきません。
だからこそ、ちゃんと向き合って、対策をすることが大切だと思います。
これからも一緒に、家計と向き合っていきましょう。
マネ太でした!
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