こんにちは、マネ太です。
最近のニュースで、日銀の高田理事が「利上げを再開すべき」と発言したことが話題になっています。
これは、私たちの家計や投資にもじわじわと影響してくる話なので、いまのうちに整理しておきたいと思います。
利上げとは?簡単におさらい
利上げ=日銀が政策金利を引き上げること。
これは、お金を借りるときの「利息」が上がるという意味です。
今までずっと続いてきた超低金利時代から、ようやく抜け出そうとしている――
そんな転換点が、いま来ているのかもしれません。
家計への影響:変動金利の住宅ローンがじわじわ上がる
いちばんわかりやすい影響は、変動金利の住宅ローンです。
金利が上がれば、返済額も増えます。
たとえば3,000万円のローンで、金利が0.5%上がると月5,000円〜1万円近く負担が増えることも。
マネ太のように家を持っている人はもちろん、これから住宅購入を考えている人も要注意です。
経済全体への影響:企業や個人が借金しにくくなる
金利が上がると、企業もお金を借りづらくなります。
設備投資が減って、雇用や給与にも影響が出るかもしれません。
さらに、私たちも車やリフォームなどのローンを組みにくくなる可能性があります。
つまり、利上げは景気にブレーキをかける方向に働くわけです。
投資への影響:株も債券も下がりやすい
投資の世界では、利上げはネガティブなニュースとされることが多いです。
- 金利が上がると、債券価格は下がる(利回りは上がる)
- 同時に、株価も下がりやすくなる(企業の利益が圧迫されるため)
そのため、利上げ局面では「現金をある程度持っておいて、株や債券が下がったときに買う」戦略が有効になることもあります。
マネ太の考え:今、利上げするのは早いかも?
たしかに最近、賃金は上がってきているけれど、
**物価の上昇にちゃんと追いついているのか?**と聞かれると、まだ疑問です。
スーパーの食品、日用品、光熱費……
どれも高くなっていて、体感としては「暮らしが楽になった」とは言いづらい人も多いと思います。
そして、日本の景気もようやく良くなってきたばかり。
ここで利上げのブレーキをかけて、本当に大丈夫なのか――心配な部分もあります。
でも、世界的に見て異常なほど低かった日本の金利を、正常な水準に戻すという意味では、今回の利上げ論も理解できます。
だからこそ、両方のシナリオに備える
私たちは日銀の金利を決められません。
だからこそ、どちらのシナリオ(利上げ・利上げ見送り)にも備えておくことが大切です。
- 利上げが来たときの影響を想定して、住宅ローンの見直しや固定費の削減
- 投資では現金や安定資産をある程度残しておき、下落局面に備える
そんなふうに、リスクとうまく付き合いながら行動することが、これからの時代には必要なんじゃないかと思います。
最後に
金利は自分の力ではどうにもできない。
だからこそ、柔軟に動けるように「準備」しておく――
それが、今できる最良の対策かもしれません。
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