こんにちは、マネ太です!
今回は、ちょっと驚かれるかもしれませんが
私は医療保険に入っていません。
それでも不安なく暮らせている理由があります。
医療保険は「お金がない人」が入るもの。
健康保険に加入していて、100万円〜200万円ほどの貯金があれば、基本的に不要だと考えています。
この記事では、その理由と、実際の医療費シミュレーション、
そして「いつ保険を卒業するか?」の考え方をお伝えします。
私の保険の状況
現在の保険加入状況は次のとおりです。
- 医療保険:未加入
- 生命保険:住宅ローンの団信のみ
- 公的保険(健康保険・高額療養費制度):加入済み
- 生活防衛資金:200万円を確保
つまり、民間の医療・生命保険には一切入っていない状態です。
医療保険に入らない理由
高額療養費制度で医療費は十分カバーできる
日本には「高額療養費制度」があります。
これは、医療費が一定額を超えた分は返金される仕組みです。
たとえば年収約500万円の人なら、自己負担は1ヶ月あたり約8万円が上限になります。
どんなに大きな病気でも、100万円の医療費が全額自己負担になることはまずありません。
生活防衛資金があれば、保険はいらない
わが家では200万円の生活防衛資金を確保しています。
入院や手術など、急な支出が発生してもこのお金で十分対応できます。
また、会社員であれば傷病手当金(給料の2/3が最長1年半支給)もあるので、
医療保険で収入補償をする必要もありません。
医療保険はコスパが悪い
多くの人が入っている「日額型」の医療保険は、1日あたり5,000円〜1万円の給付があるものが一般的です。
でも、最近は入院がどんどん短期化しています。
虫垂炎(盲腸)なら2〜3日で退院。
それに対して、月々3,000円の保険料を20年払えば、合計で約72万円になります。
それなら、自分で貯めておいた方が安心で自由度も高いと思っています。
実際にかかる医療費はどれくらい?シミュレーション
シミュレーション①:虫垂炎で3日入院した場合
- 総医療費:約30万円
- 健康保険3割負担:約9万円
- 高額療養費制度の適用後:約8万円
- 差額ベッド代(任意):0〜1.5万円
→ 実質負担:約8万円程度
シミュレーション②:がん治療で半年間通院+入院
- 手術・入院費用:約60万円
- 通院治療:約20万円
- 高額療養費制度の適用:毎月8万円×6ヶ月=最大48万円
- 傷病手当金(会社員の場合):月収の2/3が補償される
→ 合計自己負担:約24万円程度
このように、高額療養費制度+生活防衛資金があれば、かなりのケースに対応できます。
保険は「目標額を決めて卒業」するもの
医療保険に一度入ってしまうと、「安心だから」と言って
なんとなくダラダラ払い続けがちです。
でも、保険は一生払うものではありません。
自分で「ここまで貯めたら保険をやめる」と決めておけば、ムダな保険料をカットできます。
貯金額別:医療保険の必要性目安
貯金額 | 医療保険の必要性 |
---|---|
50万円未満 | 検討の余地あり(お守り的に) |
100万円 | 高額療養費制度と併せれば原則不要 |
200万円 | 生活費・医療費どちらにも対応でき、保険はほぼ不要 |
まとめ:医療保険は「足りない時期」に入るもの
私が医療保険に入っていないのは、「何も考えていないから」ではなく、
公的制度と自分の資産でカバーできると判断しているからです。
ポイントは以下の3つです。
- 健康保険+高額療養費制度が強力なセーフティネット
- 医療費や収入減に備えた生活防衛資金を持っている
- 目標額を決めたら、保険は「卒業」してOK
保険は「安心感」をくれる一方で、お金を奪う固定費にもなります。
必要な時期だけ入って、必要なくなったらやめる勇気も大切。
あなたもぜひ、自分の貯金額と状況を見ながら、保険の必要性を見直してみてください。
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