はじめに|106万円の壁がなくなるってどういうこと?
こんにちは、マネ太です。
最近、こんなニュースが飛び込んできました。
📢「社会保険の“106万円の壁”が2026年10月から撤廃されます!」
これまで「扶養内で働くために106万円を超えないように調整してた」って人、結構多いんじゃないでしょうか?
今回はこの「106万円の壁」の撤廃について、
- 何がどう変わるのか?
- 損するの?得するの?
- 今後どう働けばいい?
をマネ太目線でわかりやすく解説していきます!
「106万円の壁」ってそもそも何だったの?
「年収の壁」ってよく聞くけど、簡単にいうと税金や社会保険料が発生する境目のことです。
たとえば:
- 年収100万円以下 → 住民税が非課税
- 年収103万円以下 → 所得税が非課税(→ 2025年から160万円に拡大予定)
- 年収106万円以上 → 社会保険に加入(条件あり)
- 年収130万円以上 → 扶養から外れる(全員対象)
このうち、「106万円の壁」は
・会社の規模が51人以上
・週20時間以上
・雇用見込み2か月以上
・学生でない
という条件を満たした上で年収が106万円を超えると社会保険に加入しなければならないという制度でした。
いつから変わるの?→【2026年10月から】
2024年6月に「年金改革法」が成立し、
2026年10月1日から、この106万円の壁が撤廃されることが正式に決まりました。
つまりそれ以降は、会社規模が51人以上の職場で、
✅ 週20時間以上働く
✅ 雇用期間が2か月以上の見込み
✅ 学生でない
という条件を満たすと、年収に関係なく社会保険に加入することになります。
これまで「106万円を超えないように調整してた」人も、条件に当てはまれば自動的に加入対象になるというわけです。
じゃあ手取りは減るの?
結論から言うと、多くの人にとって手取りは減ります。
たとえば、年収106万円のパートさんが社会保険に加入すると、
保険料として月1万2,500円前後が引かれることに。
年間だと15万円程度、手取りが減る計算になります。
さらに…
- 将来もらえる年金は、月額で+8,800円程度
- 元を取るには約28年=93歳までかかる
- 平均寿命まで生きても回収できないことも…
コスパだけを考えると「え、損じゃん!」って感じますよね。
でもメリットもあるよ!
それでもマネ太が「悪いことばかりではない」と思う理由は2つあります。
✅ ① 社会保険に加入することで“保障”が手厚くなる
- 病気やケガで休職 → 傷病手当金がもらえる
- 出産で休職 → 出産手当金が出る
- 万が一の障害 → 障害年金が受け取れる
こうした保障は、扶養内や国民健康保険だと受けられなかったり、条件が厳しかったりします。
だから、「家計のリスクに強くなる」っていう意味では大きなメリットだと思います。
✅ ② 壁を気にせず、稼げるだけ稼ぐ時代へ
今まで:「年収106万円を超えないように調整しなきゃ…」
これから:「稼げるならしっかり稼いで、保障も得て、家計を豊かに」
同じ手取りでも、保障の有無は大きな差になります。
そして何より、「年収を抑える」より「増やす」ことに意識を向けた方が将来の安心にもつながると思うんです。
まとめ|106万円の壁撤廃、どう受け止めるかは自分次第!
内容 | 今まで | 2026年10月以降 |
---|---|---|
社会保険の加入条件 | 年収106万円超 | 年収条件撤廃(週20時間などで判定) |
扶養内調整の意味 | 有効だった | 条件により無意味になる場合あり |
手取り | 多めに見える | 減る可能性あり(保険料発生) |
メリット | 節税・負担減 | 保障が手厚くなる/収入UPしやすい |
最後に|マネ太の考え
「壁」って、稼ぐ人の自由を縛るものだったと思うんです。
確かに負担が増えるのはイヤだけど、
- 保障が手厚くなる
- 将来の不安が減る
- 働く意欲を妨げない
という面では、「壁がなくなる」ことを前向きにとらえるのもアリなんじゃないかと。
制度が変わるなら、こっちも生き方をアップデートしていきましょう!
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