金利が急上昇。その理由は「政治への不安感」?
2025年7月14日、日本の長期金利が急上昇しました。
20年国債の利回りは2.625%まで上昇し、これは2000年以来の高水準とのこと。
原因は、今週末にある参院選で「与党が過半数を取れないかもしれない」という報道です。
それによって、今後の政治が不安定になり、財政出動(=お金をばらまく政策)が増えるのではと懸念されたため、国債が売られ、金利が上がったという流れです。
今の政治に疑問を感じている
自分自身、今の政治に「任せておけば安心」とは正直思えていません。
物価は上がるのに、給料はほとんど変わらない。
増税の話もあれば、給付金の話もあるけれど、どれも場当たり的で「結局どこに向かってるの?」と感じることが多い。
子育て支援や教育支援も、「もっと早く手を打てたんじゃないか」と思う場面がたくさんあります。
だからこそ、「今のままで本当にいいのか?」という疑問を持っています。
変わってほしいと思うし、だからといって「絶対ここ」と言える政党があるわけでもない。
正直、どこに票を入れるかはまだ悩んでいます。
金利が上がると、私たちの生活にどう影響するのか?
ニュースで「金利が上がった」と言われても、生活との距離感を感じるかもしれません。
でも実際は、家計にも投資にも直結する大事な話なんです。
■ 住宅ローンへの影響
特に住宅ローンを組んでいる人にとっては深刻です。
たとえば、3,000万円を35年ローンで借りている場合、金利が0.5%上がるだけで、月5,000~8,000円の返済増になることもあります。
年間で見ると6~10万円近く負担が増えることも。
金利が1%上がれば、影響はさらに倍以上になります。
今は変動金利で組んでいる人も多いので、これは決して他人事ではありません。
■ 債券やREIT(不動産投資信託)への影響
金利が上がると、既存の債券の価値は下がります。
また、借入を多く使うREITも利払いが増えるため、分配金の減少・価格の下落につながる可能性があります。
インカム狙いで債券やREITに投資している人は、パフォーマンスに注意が必要です。
■ 為替にも波及する可能性
今回の金利上昇は「景気が良いから上がった」わけではなく、「政治が不安だから上がった」という消極的な理由です。
こういう場合、円が売られやすくなり、円安が進む可能性もあります。
円安になれば、輸入品価格が上がって生活費も上がります。
逆に外貨資産がある人にはプラスになる面もあるので、為替の方向によってポートフォリオの見直しが必要かもしれません。
世間では「変化を求める空気」が強まっている
自分のまわりでも、「今のままではダメなんじゃないか」という声をよく聞きます。
政治が身近に感じられなかった人でも、「物価」「給料」「税金」といった生活に直結する話が増えたことで、関心が高まっている印象があります。
今回の選挙で与党が過半数を割るかどうかは分かりませんが、少なくとも世の中に「変わってほしい」という空気があるのは間違いないと思います。
最後に:選挙は静かに社会を動かす力がある
どこに票を入れるかはまだ決めていません。
でも、「今のままじゃダメかもしれない」という気持ちは確かにある。
金利が上がったというニュースは、一見すると専門家向けの話に見えるけれど、実は私たちの生活とつながっているということを今回あらためて感じました。
そして、その背景にあるのが政治なら、選挙に行く意味も見えてくる。
投票は一人一人の小さなアクションかもしれないけれど、社会の空気を少しずつ変える力になると信じています。
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